ソフトボールでピッチャーは強いチーム作りに欠かせません。
そしてソフトボールのピッチングは簡単に身につくものでもありません。
しかし、チーム練習だけではなかなか練習が足りない部分もあると思います。
そこで一人でもピッチング練習をできる練習メニューをご紹介します。
一人で行うピッチング練習メニュー
基本的に家の中でできるものをご紹介します
理想のピッチングフォームを身につけるピッチング練習
シャドーピッチング
シャドーピッチングとは、ボールを持たないで鏡の前で自分のフォームを確認する練習方法です。
キャッチャーに向かって投げるより、フォームを固めるにはシャドーピッチングのほうが効果が高く、肩やひじも消耗しません。
やり方は、鏡の前に立ってピッチングをします。
初めはゆっくり行い、スタンス、腕の振り上げかた、ひじや肩の動き、ブラッシング、リリース、フォロースルーなどチェックします。
タオルを利き手のほうに持って行うと、より効果的です。
フォームが固まってきたら、徐々に実際投げるときと同じように全力の投球フォームで行います。
ひとりでもできる練習なので、繰り返し行えると思います。
そして、壁際に横向きに壁に平行に立って腕を回転する練習も効果的です。
またスマートフォンなどで動画を取って正しいフォームになっているかチェックしてみてください。
ブラッシングの練習法
横を向いてグローブを前にだし、ボールを持っているほうの手を頭上に持ってきます。
グローブのほうの足をあげ、ボールを持っている手とグローブを同時におろします。
ボールをグローブの中に投げ込みます。
体のぎりぎり近くを腕が通ろうとすると、自然と腰に肘あたりが当たり自然にブラッシング(リリース)します。
わざと意識してブラッシングしようとせず、ぎりぎりでブラッシングする感覚をこの練習で身につけます。
慣れてきたら、実際のピッチングフォームで腕を一回転させて行います。
ボールの回転の練習
ストレートの回転のかけ方の練習
仰向けに寝そべり、利き腕のほうの手でボールを持ちます。
指は縫い目にかけて肘を地面につけて固定し、下手から手首のスナップをかけてしっかり回転をかけてボールを投げあげます。
ボールをキャッチします。
ライズボールの回転のかけ方の練習
ライズボールの握り方でボールを持ったら、ボールを持ったほうの腕を高く上げ、体重を後ろに残して肘から振り下ろしスナップを使って投げあげます。
このとき手首を上にドアノブを回すように手首をひねってバックスピンをかけ、投げあげたボールを捕り、これを繰り返します。
ドロップボールの回転のかけ方の練習
ドロップの握り方でボールを持ち腰の位置にグローブを構え、ボールを持ったほうの腕を高く上げ体重を前にかけるようにして腕を肘から振り下ろします。
トップスピンをかけたボールをグローブに向けて投げ込むために手のひらを正面に向けた状態からボールにスピンをかけます。
リリースは後ろ目で行い、リリースの瞬間に肘をむちのようにしならせ、リリース後は手のひらが後ろに向いていることを確認してください。
まとめ
練習が終わった後など一人でできるピッチング練習をご紹介しました。
ソフトボールのピッチャーは、特にブラッシングという技術もいるためブラッシングに慣れるためのフォームを固めるだけでも時間がかかります。
普段の練習だとこのフォームを固めたり、手首のスナップの確認までは全体練習の中ではなかなか時間がなくて難しいと思います。
ですので、練習が終わった後に家に帰ってからフォームや手首の使い方を練習して、練習の時にきちんとフォームや手首の使い方が身についているか確かめるためにピッチングをするという時間配分も大切です。
全体練習の時はキャッチャーに向かってなど実際にボールを投げる投げ込み、ボールを実際投げてコントロールなどの技術を身につけるなどしましょう。
家ではフォームや手首のスナップ、ボールの回転の練習をするとより早く習得できると思います。
家でも室内でもいつでも一人でできるようなソフトボールのピッチング練習をご紹介しましたので、家でもぜひ練習してくださいね。