「楽しい」って難しいですよね。
単純に楽しい練習ってできることを繰り返したり、楽なことだったりすることもありますし…。
でも、楽しくなくてただずっと苦しい、きつい練習って続かないですよね。
でも、ソフトボールが上手になりたい、勝ちたいと思うなら当然、できないことを練習したり、きつい練習をしないと上達しません。
また、人によってソフトボールが大好きで大好きでたまらなくて、きつくてつらい練習でもソフトボールがうまくなると思うとみーんな楽しい、って思う人もいます。
逆に、きつい練習は絶対いや!らくーにできる練習じゃないとちっとも楽しくないっていう人もいます。
じゃあどうしたら、この両極端な人が両方とも練習が楽しいと思ってもらえるのでしょう?
その両極端な人両方共が練習が楽しいと思ってもらえる秘訣と練習メニューのご紹介をします。
練習が嫌いな子に練習を楽しいと思ってもらえる秘訣
練習な嫌いな子に練習を楽しいと思ってもらえる秘訣は、まず試合に負けることです。
「負けて悔しい」と思えることが大切です。
これは私が中学の時の経験ですが、私がキャプテンで3年生の春の大会で地区大会で負けたのです。
私がいたチームは監督に叱られるからそこそこ練習をするようなチームで、私は練習がもっとしたかったし練習が大好きだったのですがそれを口にすれば浮いてしまうようなチームでした。
しかし次は最後の大会でどうしても勝ちたくなったのでしょう。
他のチームメイトから「朝練しようよ!次は勝ちたい」と声が上がり、チーム全体で監督に朝練をしてもらうようお願いに行きました。
そうなると、きつい練習でも頑張れるようになります。
そして、勝ちたいという思いがあるともっとうまくなりたいと思うようになりますので、きつい練習の中でできなかったことが出来たりすると、それは勝ちにつながるので楽しくなってきます。
そして、まわりもどんどん声が出てくるので一体感が出てきて、ますます楽しくなります。
練習嫌いな子に練習を楽しいと思ってもらうには、負ける悔しさを知って勝ちたいと思えるようにし、できなかったことができる実感をさせて、そして試合に勝つことです。
あとはたまにですが、練習後にちょっとしたお楽しみを入れる事もおススメします。
BBQやスイカ割り、お花見、雪合戦などできる範囲でいいので、ちょっとしたイベントを入れるとまた楽しくなります。
「楽しい」と思ってもらえる練習メニュー
さて、先ほどは練習とは少し離れた部分での話でしたが、ここからは具体的な練習メニューについてご紹介します。
カット&キャッチボールリレー
チームのメンバーを半分に分け、グループを作ります。
(この時メンバーが多ければ3グループ、4グループとグループを増やしてかまいません)
この時能力が拮抗するように分けるようにしますが、チームの一番うまい人と2番目にうまい人がそれぞれの代表になりじゃんけんで順番に欲しいメンバーをとっていきます。
(そうするとだいたい能力は拮抗します)
半分に分けたら、それぞれグループごとに10mほど間を空けて立ちます。
よーいドンで一斉に各チームの端の人が次に並んでいる人にボールを投げます。
次の人は捕球して素早く次の人にボールを投げます。
最後の人までいったらまたボールを順番に返していきます。
ボールを受ける人は大声を出してボールを呼び込むようにしましょう。
また、中継プレーの練習にもなるのでちゃんとまっすぐなのか、相手からのボールは届く距離なのかなども確認しながら行いましょう。
一番初めに終わったグループが勝ちとなります。
勝敗を付けることによってゲーム感覚になり楽しく練習ができます。
勝ったグループにはご褒美を用意したり、負けたグループは腕立て伏せなどするというような罰ゲームを用意するとより盛り上がります。
普段と違う守備位置で練習をしてみる
これは単純に自分の守備位置以外でノックなどを受けるだけの事ですが、普段とは違う新鮮な気持ちで練習ができます。
また、この練習を行うことにより様々な立場に立つことができるので、自分のポジションに戻った時も状況に応じて動くことができます。
そして、他のチームメイトの事を思いやることができるようになります。
まとめ
練習を楽しいと思ってやらせるのは、チーム状況や選手自身の個々の能力やモチベーションにもよって変わってきます。
ですが基本的に言えることだと思いますが毎日同じ練習ですと、つまらなく感じやすいですのでキャッチボールやベースランニングなどにもゲーム形式を取り入れたり、普段とは違うことをさせるのも練習を楽しいと思ってもらうコツだと思います。
そのチームや選手によって楽しく感じる練習は様々だと思いますが、ご紹介した練習も取り入れてもらえればと思います。
一番はじめにも書きましたが、ただ苦しくてきつい練習を続けてもうまくはなりませんし、集中力を欠くとケガの元になりますのである程度目先を変えるなど楽しみを入れて練習することをおススメします。