「ソフトボールの変化球と言えばライズボール」というぐらいソフトボールで代表的な変化球、ライズボール。
日本代表では勝俣美咲選手が得意な変化球です。
ではこのライズボール、どんな変化球でどのように投げて回転をかければ投げられるのでしょうか?
ライズボールについてご紹介し、投げ方と回転のかけ方についてご説明します。
ライズボールとは
まずライズボールとはどのような変化球化をご説明します。
ライズボールは先ほど述べたように、ソフトボールの変化球の代名詞と言ってもいい変化球です。
変化の仕方は独特で、下から上へと大きく浮き上がってくる変化球です。
バッターからは打ちごろのストレートが来たように見えますが、手元で目の高さまで浮き上がってくるように変化するので空振りしやすい変化球です。
また見せ球として、ライズボールの特徴を生かし、打者の目を惑わすにもとても有効な変化球です。
しかし、強烈なバックスピンがかかっているのでバットの芯に当たると飛びやすい弱点があります。
投げ方
握り方
①人差し指と中指で握って親指は添え、人差し指は寝かせ指の横腹を縫い目にかけてバックスピンさせ投げます。
ライズボールの一般的な握り方で投げやすく負担が少ない投げ方です。
親指に力が入らないように力を抜いてなげるため、人差し指と親指を近づけて投げます。
②先ほど説明した①握り方で中指と人差し指をそえて投げかたで、投げやすいですが少し球速が遅くなります。
③ストレートの握りですが、上側を広めにあけ、人差し指と中指で縫い目を押さえ強く握り、手首を上にドアノブを開けるようにひねって投げます。
指への負担が少ない握り方です。
④先ほど説明した握り方で①の握り方とほぼ同じで、指を人差し指と薬指でボールを握ります。
投げ方
握り方はライズのにぎりで持ちます。
先ほど説明した①~④の中で自分に合っているものを見つけましょう。
そこからは途中まではストレートと同じ投げ方になりますので、そこは省いて説明します。
ストレートと違う投げ方になってくるのは踏み込みのところからになります。
ステップした足を着地したと同時に腕を一気に振り下ろします。
ストレートの場合このとき体の軸は体の中心にありますが、ライズの場合は後ろになります。
しかし体重は前にないと力のあるボールは投げられないので、体重はしっかりと前に乗せましょう。
ボールをリリースするときは手をボールの下に入れ、ドアノブを回すようにボールをはじきます。
またリリースの時腰をひねらないよう注意します。
腰をひねってしまうとボールにカーブ回転がかかってしまいますので気を付けてください。
回転のかけ方について
ライズボールの回転は縦のバックスピンです。
このバックスピンをかけるために手は必ずボールの下にあるようにします。
また、バックスピンをかけるとために正しくボールを握ります。
ボールを握るときの注意点として、どの握り方でも親指の間と人差し指の間は狭めすぎないようにしてください。
この間が狭いと回転があまりかかりません。
そしてリリースするときに、ドアノブを回すようにボールをはじいてバックスピンをかけます。
そうすると自然と指先がボールを離したとき指先が上を向きます。
手首は投げるときも投げた後も無理せず手首を返さないようにしてください。
まとめ
○ライズボールとは下から上へと大きく浮き上がってくる変化球で、強烈なバックスピンがかかっている
○ライズボールの握り方はいくつか種類があるので自分に合った握り方を身につけてほうがいい
○投げる時、ストレートとは違う注意点がいくつものある
○回転のかけ方はリリースするときドアノブを回すようにバックスピンをかけボールをはじく
ライズボールは年齢を問わず挑戦できる変化球です。
アメリカでは小学生もどんどん投げているそうです。
正しいフォームを身につければ体への負担も低いので心配も減りますので、ぜひぜひ挑戦してみてください。