ウィンドミル投法はソフトボールのピッチャーと言えばウィンドミル、というほどポピュラーな投球フォームです。
ウィンドミルとは英語で「風車」という意味で、ウィンドミルはこの風車のように腕を大きく一回転して遠心力を使って投げます。
ダイナミックなピッチングフォームで、速球が投げやすく変化球にもキレが出やすいので世界中に普及しました。
このウィンドミルは正しいフォームを身につけないと、ボールが早く投げられないだけでなく故障のもとなります。
ここではウィンドミルの正しいフォームを身につけるための練習方法をご紹介します。
目次
ひとりでできるフォームの練習方法
理想のピッチングフォームをイメージする
ピッチング上達のために重要なのは、「自分がなりたいイメージ」をイメージしながら練習することです。
まず、イメージすること。
どんなフォームで、どんなボールを投げたいのか、どんなピッチャーになりたいのか。
人は、考える以上の事はできません。
まずは理想のイメージを思い浮かべ、そこに向かって練習や努力をしていきます。
具体的には、あこがれの選手や自分がいいなと思うピッチャーのピッチングフォームを見るといいと思います。
ビデオや、連続写真など資料を見てイメージを強くしていきます。
理想のピッチングフォームを身につける練習方法
イメージが出来上がったら、次の段階です。
実際に体を使って、投球フォームを固めるにシャドーピッチングをします。
シャドーピッチングとは、ボールを持たないで鏡の前で自分のフォームを確認する練習方法です。
キャッチャーに向かって投げるより、フォームを固めるにはシャドーピッチングのほうが効果が高く、肩やひじも消耗しません。
やり方は、鏡の前に立ってピッチングをします。
初めはゆっくり行い、スタンス、腕の振り上げかた、ひじや肩の動き、ブラッシング、リリース、フォロースルーなどチェックします。
タオルを利き手のほうに持って行うと、より効果的です。
フォームが固まってきたら、徐々に実際投げるときと同じように全力の投球フォームで行います。
ひとりでもできる練習なので、繰り返し行えると思います。
そして、壁際に横向きに壁に平行に立って腕を回転する練習も効果的です。
またスマートフォンなどで動画を取って正しいフォームになっているかチェックしてみてください。
補助者に手伝ってもらうフォームの練習方法
ピッチングは全身を使って投げなければならないので、フォームのバランスなど一人でチェックするのには限界があります。
そこで、補助の人についてもらいフォームの練習をします。
足の引きつけの練習方法
まずピッチャーはトップの形、ピッチングでの回旋をして腕が一番上にある状態にします。
そして、補助者はピッチャーの前足(利き手の反対側の足)のひざの内側に手の甲をあてます。
ピッチャーは後ろ足(利き手側の足)を素早く引き付けて、補助者の手を挟みます。
この時、ひきつけたほうの足、後ろ足の足の裏がセカンドベース方向に向いているかが重要です。
別方向に向いていると、リリース時にボールに力が正しく伝わりません。
きちんと挟めているか、補助の人に確認しながら練習しましょう。
パワーポジションの練習方法
まずトップの位置、ピッチングでの回旋をして腕が一番上にある状態で利き手を補助者に支えてもらいます。
そしてその状態のまま、利き手と反対側の足を前にステップさせます。
この形が出来たら、利き手側の足を引き付けてリリースします。
この練習で、ステップと体重移動で自然と半身の状態ができるということが、体で理解できます。
この状態を覚えるまで繰り返し練習しましょう。
まとめ
○理想のピッチングフォームを身につけるためにはまずイメージが大切
○ひとりでできるシャドーピッチングで繰り返し練習をしてフォームを固める
○ひとりでできない細かいフォームチェックなどは補助者に手伝ってもらう
ウィンドミルの正しいフォームを身につけるための一人でできる練習方法と補助の人についてもらう練習方法を紹介しました。
ピッチャーはチームメイトに「このピッチャーのために守る!打つ!」と思ってもらうために、人一倍努力しなければなりませんが怪我しては元も子もありません。
この練習でケガをしない正しいフォームを身につけて下さい。