ソフトボールはチーム競技であり、練習においても集団で行うことが効率的だと思います。
しかし、チームのレギュラーを狙うには、自分の強みをもっと強化したり、弱点を克服したりといった、プラスアルファの練習が必要になってくるでしょう。
少しでも多く練習するためには一人でもできるトレーニング方法を知っておくことも大事だと思いますので、今回は、一人でできる自主練習の方法として、バッティングの基礎となる素振りの効率的な練習法をお伝えしていこうと思います。
無呼吸で連続して素振りをする
この練習はスイングのフォームを固める効果と、スイングスピードを鍛える効果の2つの側面からおすすめできる方法です。
スイングの前に呼吸を止め、そこから息継ぎをせずに連続して素早くスイングを行います。
最初は10回連続で5~6セットほど行えば十分かと思います。
構えの姿勢からスイング後のフォローの部分までしっかり行い、素早くテイクバックの姿勢に戻す、といった動作を繰り返します。
もともとスイングの瞬間というのは、体の力を最大限に出すために自然と呼吸を止めているものですので、その状態をキープしながら連続でスイングすることで最大スピードを向上させることができます。
また、無呼吸状態で運動するというのは短い時間であっても辛いものですので、早く終わらせるために自然と無駄な動きがそぎ落とされていき、最終的には最速でバットをスイングできるフォームに近づいていくことでしょう。
片足立ちで素振りをする
もう一つ、片足立ちでスイングを行うという練習法をご紹介していきます。
軸足側の足だけで立ち、スイングを行うものと、通常前に踏み出す側の足だけで立ってスイングを行うものの2通りをしてみましょう。
本来、両足を地面にしっかりと着けてスイングを行うものなのでかなり違和感があると思いますが、この練習により、ピッチャーの投げるボールの球速差によるタイミングのズレに対処しやすくなる効果を得られます。
軸足側でのスイングはスピードボールにより体に近いポイントや高めのコースでの対処、前足側でのスイングはスローボールにより体が泳がされそうになった場合やバットから遠いコースの対処を、軸を崩されることなくスイングできる体の使い方が身についてきます。
おわりに
ブレない軸を作るための素振りの練習方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
どちらの練習も、ソフトボールのバッティングにおいて重要な要素を鍛える練習となっています。
また、素振りでの練習の最大の利点は、グラウンドや自宅などでもできる自由度の高さにあると思います。
自宅やその付近であれば早朝や夜間でも、気兼ねなく行うことができますので、ぜひ実践していただき、ライバルに差をつけていってもらいたいと思います。