ソフトボールで上達するための目標の立て方

ソフトボールをする上で、チームでの個人での目標があると思います。

またその目標もチーム状況や個人の技術などによってさまざまだと思います。

たとえば、実業団が立てる目標と初心者が集まったチームが立てる目標は全く違いうと思います。

目標と言ってもチームや個人それぞれで違ってくるのは当然でそのチームがまたは個人がどこを目指しているかによっても違ってくると思います。

ここでは「チームそれぞれのメンバーが勝敗に関係なく楽しくソフトボールが出来ればいい」というチームではなく、少しでも上達して試合で一生でも多く勝ちたいという人向けへの目標の立て方のアドバイスをさせて頂こうと思います。

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目標の立て方

まずはチームの目標を作る

上達するためにはただ漠然と練習していても当然うまくはなりません。

具体的にどうすればよいのか考え、練習しなければ何も身にはつきません。

ではどうすればよいのかというと、まずはチームでの目標を決めることです。

その目標によって自分がどのように成長していけば、そのチームの目標が達成できるか具体的に考えることができるからです。

また、そのチーム目標も具体的でなければなりません。

漠然とただ「強くなる」とか「エラーをしない」などですと、具体的にどう動いていいのかわからないからです。

具体的な例で「○○大会で1勝する」だと、前回どうして1勝もできなかったか分析することで自分たちの弱点がわかり、例えば1点も取れずに終わってしまったなどでしたら、バッティングをチーム全体で強化しなければなりません。

そして、自分の打順によって強化することがわかってくると思います。

例えば、1番バッターだったのに一度も塁に出ることが出来なかったなど課題が出てくると思います。

その課題を克服するためにはどのような練習をすればいいのかおのずとわかってくると思います。

このようにチームの目標を個人に落とし込み、個人と向き合いながらチームを強化していくのが理想の形となります。

またチームの目標に対して、チーム全体で挑んでいけば自然と助け合いができチームの雰囲気も良くなります。

もちろん、当然ですが指導者やスタッフも同じ気持ちを共有することが大切です。

自分で考える

チームの目標もですが指導者の方などは選手自身に考えさせましょう。

また、選手の人はチームメイトや自分自身で考えましょう。

監督やほかの人に言われた目標は、なかなか達成しようとしてもどこかで「私の目標ではないしなぁ…」と思ってしまうものです。

しかし、自分だけで全部は難しいと思いますし、人から見ないとわからない弱点等はあると思いますのでアドバイスという形でフォローするのは大切だと思います。

本当に選手が困っているときなどは手を差し伸べてあげてください。

具体的な目標の立て方

まず、先ほども言ったようにチーム全体の具体的な目標を立てます。

たとえば「○○大会で出場権を獲得し○○大会に出場」「○○チームに勝つ!」「○○大会で優勝」「○○大会で一回戦突破」など具体的な目標を立ててください。

そして現状の確認をします。

現状を確認して、具体的にチームで足りない部分を洗い出していきます。

足りない部分が洗い出されたら、目標の大会や試合から逆算していき練習メニューを決めていきます。

順番としては

①チームとしての足りない部分の洗い出しをする

この足りない部分についてですが、この部分についてもたとえば「点が取れない」という大まかなものではなく、具体的に洗い出しをしなければ結局練習に落とし込むことができません。

この場合、点が取れない原因を追求しなければなりません。

それぞれのバッターはちゃんと役割を果たしているのか?

走塁はどうか?

ランナーコーチはきちんと機能しているのか?

など様々な原因があるはずですので、きちんと洗い出しなければ目標を達成することはできませんので、きちんと課題は洗い出しましょう。

②個人の足りない部分の洗い出しをする

チームの足りない部分がわかったら、その中で自分はどうだったかをよく考えましょう。

先程の例ですが「点が取れない」→「バッターは打つが、ランナーを進めることができない」→「バントなどの進塁打が打てない、盗塁でアウトになってしまうことが多い」という原因があるとしましょう。

その中で、自分はどうだったのかを考えます。

バントが出来なかったのであれば、バントの練習をします。

盗塁が失敗しているのであれば、スライディングの練習やダッシュの練習をしたりします。

レギュラーでなくてもコーチだった場合はきちんと状況を判断してわかりやすくランナーに伝えているか確認します。

自分の前のランナーが盗塁になっているのであれば、補助できなかったか検討します。

③それぞれの洗い出しをしてすぐ修正できるものと時間がかかるものを分ける

先程の例から考えるとすぐに修正できるものはランナーコーチの指示はすぐ治せると思います。

また、バッターが盗塁のサインが出た場合、バッターボックスの後ろに立ったり、バントの構えをしたりして盗塁を補助することはすぐできます。

逆にスライディングやダッシュの練習をしたからと言ってすぐに盗塁が早くなるかと言えば、そうではないのでこれは少し時間がかかるなという風に分けていきます。

また、先程の例では上がっていませんでしたが「チャンスでヒットを打つ」こともなかなか難しいので長期的な修正点になると思います。

④目標の大会などが近ければすぐに修正できるものを重点的に練習を行う

③で仕分けしたすぐできるものを重点的に練習を行い、練習試合などでどんどん試していきましょう。

⑤時間があるようならば、時間のかかるものとすぐに修正できるものを同時進行して練習を行っていく

③で仕分けしたもので時間のかかるものをさらに細かくしていきます。

たとえばバントでも色々なバントがあるので順番にこなしていき、練習試合などでも試して修正を行っていきます。

バントをうまくなる、などは少し抽象的なので例えば、バントにくくるとですがセーフティーバントをランナー1塁の場面で確実にラインぎりぎりにファースト方向に転がせるようになるなど目標を立てて練習しましょう。

そのほうが上達も目に見えやすくやる気も続いていくと思います。

そして同時進行ですぐに修正できるものも修正していきます。

そして何度も繰り返して精度をあげていきます。

まとめ

○目標はまずチーム目標を具体的に立てる

○チーム目標を達成するためにチーム全体で足りない部分や必要な部分をまとめる

○チーム目標を達成するために足りない部分や必要な部分を補うために個人で足りない部分や必要な部分を洗い出し、個人の目標を立てる

○目標までの期間によって短期的、中期的、長期的な目標を立て練習を決めて実行する

今回、ソフトボールで上達するための目標の立て方をご紹介しました。

個人の目標をいきなり立てるのもありですが、ソフトボールはチームプレーですのでチームに貢献するにはどうすればよいかも考えるべきだと思い、この目標の立て方をご紹介しました。

ぜひ、チーム作りにも役立てて頂ければと思います。

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