ソフトボールのピッチャーに求められる要素の1つとして、ピッチングにおける安定感が挙げられます。
その日の調子の影響で大きくピッチングの内容が変わると、なかなか試合の組み立てもしづらいものとなりますので、まずはどんな状況でも自分の持ち味を出せるピッチャーになることが大事ではないかと考えます。
その安定感を作り上げる方法として、筋トレによって体を強化することが必要になってきますが、今回はソフトボールのピッチャーにおすすめする筋トレを2つご紹介していきます。
メディシンボール
ピッチングの安定感を生み出す要素はやはり、体幹の強さが効いてきます。
そのため体感を鍛えるシンプルな筋トレは、一般的な腹筋(シットアップ)と背筋(トランク・エクステンション)でしょう。
その腹筋や背筋のトレーニングをより効果的に行うため、メディシンボールを利用します。
パートナーをつけて足を固定してもらい、腹筋の場合はメディシンボールを頭上に両手で掲げた状態で上体を起こし、起き上がったときに左右どちらかの地面にボールをタッチし、それを左右交互に10回~20回、3セットほど行います。
背筋の場合はうつ伏せになりボールを首の後ろに両手で持った状態で、上半身を反らします。
これも同じ回数か少し多くこなすと良いでしょう。
メディシンボールの重さは、1kg~3kgを使用するのが一般的かと思いますが、さらに負荷を増やしても構いません。
体幹部分を鍛えることで、ピッチングの際の体のブレや傾きを抑制することができ、安定感が身につきますので、日々の筋トレには欠かさず取り入れてみてください。
スプリットジャンプ
2つ目は下半身の筋トレになります。
足を前後に開き、腰を落とした状態で、真上にジャンプし、前後の足を入れ替えて着地するトレーニングです。
着地の際も同じように膝を曲げて腰を落とすことを意識するようにし、これを交互に10回3セットほど行なってください。
慣れてきたら回数を増やしていきましょう。
ピッチングにおける体重移動に耐えられる下半身が身につき、リリースの際の姿勢が安定するとともに、瞬発力も強化されるのでおすすめのトレーニングです。
おわりに
ソフトボールのピッチャー向けに、ピッチングに効果的な2つのおすすめの筋トレをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ピッチャーに限らず、ソフトボールの選手全般におすすめできる内容でもあると思います。
ピッチングの際は素早い体重移動と、いかに速く腕が振れるか、またその動きを安定して繰り返せるかが重要になってきます。
ですので、まずはその激しい動きに耐えうる体づくりを目指すことが、1試合を通してブレないピッチングに繋がってきますので、ぜひ実践してみてください。