ソフトボールの女子の練習法4つ

ソフトボールの女子の練習法と言っても、基本的には男子とあまり練習は変わりません。

それは実際、男子だから女子だからとプレー内容が変わるわけではないからです。

あえて違いがあるとすればピッチャーの投げる距離が長いか短いかだけです。

ただ、初めてソフトボールを経験する男子と女子ではスタートラインが違う場合が多いです。

基本的に男子でソフトボールをやろうと思う子はなかなか珍しいですが、だいたいキャッチボールぐらいはやったりバットを振ったことぐらいはある子が多いと思います。

あとは野球が好きな子が多いと思うので、大体のルールはわかっていたりします。

女子はソフトボールをやろうと思うきっかけはもちろんやりたくてチームに入る子もいると思いますが、中学や高校の部活にあるので入ってみよう、というパターンも多いです。

ですので、キャッチボールやバッティングはほとんど経験がない、ルールもいまいちという子も珍しくないです。

とくに成人してから行う場合は男性の初心者と女性の初心者では全く違うことが多いです。

この女子の「体力測定ぐらいでしかボール投げたことがない」「グローブをはめたことがない」「バットをほぼ振ったことがない」という点を踏まえ、導入部分も含め女子の初心者向けの練習をご紹介します。

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投げ方の練習

私の経験上、男の人にはボールの持ち方を聞かれても「二本指か三本指で握りますよ」と言えば理解してくれます。

しかし、中学や高校で一緒にプレーしていた仲間には手が小さいわけでもないのにずっとわしづかみしている子がいました。

ですので、まずボールの握り方を教えてあげてください。

特に女子は本当にきちんと見本を見せて握り方を教えてください。

手が小さい子はもちろんわしづかみでもいいのですが、ボールをしっかりつかめるやり方を教えてください。

また、成長と共に手が大きくなったときは二本指、または三本指で握ったほうがいいのでその握り方も教えてあげてください。

その子には弐本指がいいのか、三本指がいいのかわしづかみがいいのかも指導してください。

ボールを地面にたたきつけて投げる

ひじを高く上げ、足元にボールをたたきつけるようにボールを投げます。

この練習でひじを高く上げる感覚を身につけます。

初心者の、特に女子ですがいわゆる「女投げ」というひじが下がって投げてしまう子が多いです。

ひじが上がっていないと、無理な姿勢で投げることとなりけがの原因となります。

特に成長期の子供には丁寧に指導してください。

足を動かさずに投げる

足を肩幅より広めにあけて、投げるほうに利き手と反対側の方を向けます。

両腕をあげて両肩の高さまで腕をあげます。

腰をひねり正面を向きながらボールを投げます。

正しい腕の振り方と、グローブを付けているほうの手の使い方の練習にもなります。

グローブでのキャッチの練習

練習ではないのですが、グローブできちんとボールをキャッチできるようにするためにグローブの手入れの方法も教えてあげてください。

まったく知らない子が多いと思います。

跡形のつけ方も指導してください。

私の経験ですが、中学・高校の時のチームメイトで手入れしていない子は結構いました。

やり方を知らない子が多いので教えてあげて、グローブのチェックを定期的に行ってください。

素手で感覚をつかむ

いきなりフツーの強さのものを全くやったことのないシロートにはグローブでキャッチはハードルが高いです。

まず素手でやさしく投げられたボールを両手でキャッチします。

慣れてきたらグローブで同じようにボールをキャッチします。

グローブでキャッチし反対の手を添えてやさしくキャッチします。

正しい構え方とグローブさばきの練習です。

バットの振り方の練習法

これも練習ではないですが右利きの初心者の場合、一度素振りさせてみて全然できてないようでしたら、左の練習をさせたほうがいいです。

野球と違い、ソフトボールは塁間が短いので左のほうが断然有利です。

また、ステップしながらバントしたりソフトボール独特のステッブしながらのバッティングがあるので特に足の速い選手は左打者にしたほうがいいです。

どっちの手が上なのかさえもわからない子もいますので、まずグリップの握り方から教えます。

いろいろなにぎりの中から、自然でリラックスして構えられる握り方を探してあげてください。

スタンスについても何となく立っていることが多いですので、スクエアスタンス、クローズスタンス、オープンスタンスを教えて自分に合ったスタンスを探してあげてください。

スタンスとグリップのにぎりが出来るようになったらバットを振っていきます。

グリップエンドを前に向けてから素振りをする練習

バットを構え、グリップエンドを前に向けます。

そこからバットを振りぬきます。

この練習で体の近くを通るバットスイングの軌道を学びます。

始めはゆっくりでいいので正しい振り方を身につけます。

脇を締め、腰をしっかり回転させてバットを振りましょう。

まとめ

○ソフトボールを始める女子にはは基本中の基本、道具の手入れから指導する

○ケガや間違ったフォームなどにならない様丁寧に指導する

○本人にあうやり方を一緒に探してあげる

初めての子はほんとにびっくりするぐらい知らなかったりするので、丁寧に教えてあげてほしいです。

それによってソフトボールが好きになるか、ならないかが決まってくると思います。

また練習法については女子と銘打っていますが、もちろん女子じゃない初心者にも有効な練習ではありますが、女子の全く初めてソフトボールをやる子を想定して3つの練習をご紹介しました。

ぜひ参考にして頂ければと思います。

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