ソフトボールのバッティングのスイングには3つ種類があります。
それぞれ、短所と長所がありますのでスイングの種類と共にご紹介します。
また、それぞれボールにバットを当てヒットにするコツもありますのでぜひ参考にして頂ければと思います。
バッテイングの基本、レベルスイング
レベルスイングはボールを確実にミートするためのスイングの基本です。
レベルスイングはベルト付近の高さのボールに対応するためのスイングでバットの軌道は地面と平行になります。
ピッチャーが投球のモーションに入ったら、後ろ足に少し重心を移しタイミングをとり、投球のタイミングに合わせて前足を下ろして重心を前に移しながらスイングを行います。
スイングする際には、前足を踏み込むと同時に内転筋をぶつけるように素早く腰を回転させ、その回転に合わせながらスイングを行います。
この時脇が開かないよう注意し、できるだけ体の近くをバットが通るようにします。
おへその前あたりでボールをとらえインパクトの瞬間、ボールから目を離さないようにして体重を後ろに残しておきます。
腕だけでなく身体全体の力、特に背筋に力を入れて打つようにするとバットコントロールができ、強い打球になります。
バットにボールが当った後も、バットを止めずに遠心力を利用して最後までしっかり振りくと綺麗で無理のないバッティングスイングとなります。
ボールを遠くまで飛ばそうとするよりもボールを芯で捉えるようにしましょう。
そしてレベルスイングンのコツはひざと肩と腰すべてが地面と平行に回すことです。
これがどれかひとつでも上向きや下向きであったりすると、ボールをミートしづらくなります。
低めのボールと落ちる変化球にはアップスイング
低めのボールや落ちる変化をするドロップボールなどに対応するためのスイングがアップスイングです。
通常より広めに踏み込み、ひざを曲げて重心を低くします。
自分のポイントまでボール待ってミートし、ミートするまではバットを振り下ろしぎみにスイングします。
ボールをバットにミートしたら45度の角度でバットを振り、最後まで振り切ります。
コツは、上にボールをあげようとバットを下から上に振らないこととしないこと。
ボールが当たる前から下からバットを当てようとすると、ボールを点で打とうとすることになり当てづらく、当たってもボールが上がってしまいフライなってしまいます。
ホームランなど大きい当たりを狙おうとするとバットを下から上へ振りがちになってしまいます。
きちんとボールを見てしっかりとミートしましょう。
高めのボールや下から上に浮き上がってくる変化球の対応にはダウンスイング
高めのボールや下から上に浮き上がってくるソフトボール独特の変化球、ライズボールを打つ際には一般的にダウンスイングを行います。
基本的なスイングはレベルスイングと同じですが、ボールを打つ際に上から下にボールを叩くようなスイングとなります。
コツはバットを構えた位置からボールをミートする位置まで最短距離でコンパクトにスイングすることです。
コンパクトにスイングするにはスイングの際に脇を締め、グリップをボールのほうに向けるようスイングします。
またグリップを支点に手首を返してバットのヘッドを動かすようにするとコンパクトに振りぬけます。
まとめ
○ソフトボールのスイングの種類は3種類で「レベルスイング」「アップスイング」「ダウンスイング」がある
○基本は「レベルスイング」だがコースの高さや変化球によって「アップスイング」や「ダウンスイング」を使い分ける
○どのスイングもきちんとミートすることが重要
ソフトボールのスイングの種類とそのコツについてご紹介しました。
昔はとにかくフライをあげてしまうよりもゴロのほうが進塁率が高いと思われていたので基本的に「ダウンスイング」を指導する指導者がとても多かったですが、近年は「レベルスイング」が主流となってきています。
しかし主流となっているとはいえ基本が「レベルスイング」なだけで「ダウンスイング」「アップスイング」がなくなったわけではありません。
昔の「ダウンスイング」一辺倒の指導がおかしかっただけでやはりボールのコース、高さや変化球でスイングは使い分けるべきです。
スイングの種類と使い分けについて理解し、練習しましょう。